リフォーム・リノベーション

ゼロのリノベーションコンセプト

ゼロのリノベーションは、建物の寿命を30年延ばすことを目標とした大改修です。ゼロでは、リノベーションのコンセプトを、次のように定めています。

(1)リノベーション後の建物寿命が30年以上となる施工を目指します。

(2)基礎、軸組みを可能な限り補修、補強し、住宅性能評価「構造」において、耐震力、耐風力が「等級1」以上となる施工を目指します。

(3)断熱材を使用し、住宅性能評価「温熱環境」において「等級2」以上となる施工を目指します。

(4)給水 ・給湯管、排水管、電気配線等の建物内部配管を新設し、住宅性能評価「維持管理」において「等級2」以上となる施工を目指します。

(5)2年以上雨漏りが起こらない施工基準を目指します。

(6)床の水平など、各部屋ごとの精度が1000分の6以下(1000ミリの範囲で6ミリの誤差まで)となる施工基準を目指します。

(7)原則として、外壁は通気工法での施工を目指します。

(8)原則として、建具には鋼製サッシを使用します。

(9)新築同様の外観、内装を目指します。 

(10)リノベーション後の建物について、構造を10年間保証します。

※住宅性能評価の基準は、平成12年4月1日に施工された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき、国土交通省が定めたものです。それぞれの項目において、「等級1」が建築基準法で定められたレベルです。

完成までの簡易フロー


※リノベーションは、既存の軸組みを残して施工するため、工事途中に当初予期していなかった様々な問題を生じることがあります。

リノベーションの主な建築工程

既存建物の基礎は、布基礎、無筋である場合がほとんどです。礎石の場合などもあります。ゼロのリノベーションでは、基礎はできる限りベタ基礎に近い状態に施工し、全体で強度を高めます。まず、布基礎と布基礎の間の余分な土を除去し、その上に防湿シートをかぶせます。その後、配筋を施し、コンクリートを流し込んでベタ基礎のように固めます。この時、基礎に不足があれば新たに立ち上げます。

既存住宅の基礎は布基礎であることが多い

できる限りベタ基礎にして強度を高める

30年以上前に建築された建物は、基礎を含め、構造軸組みが極めて貧弱な場合が多く、ほとんどの場合、構造補強が必要です。傷みや劣化が激しい場合は、柱を入れ替えたり根継ぎなどを行います。また、間取り変更などにより既存の柱を撤去する場合、大きな梁への入れ替えや、梁を増やすといった補強も必要になります。その他、筋交いや構造金物をふんだんに設置し、住宅性能評価・等級1を目指します。

梁を増やして補強

筋交いを入れたり、柱を継いで補強

築年数30年以上を経過した建物には、まずシロアリ被害があるものと考えた方がよいでしょう。当時の建築では、新築時であってもリサイクル材を使用している場合があり、土台部分だけでなく、天井の梁材などにもシロアリ被害がみられる場合もあります。被害部分はほぼ再利用は不可能ですので、すべて材料を入れ替えます。その後、キソパッキンの利用や薬剤処理により、その後のシロアリ被害を抑えます。

シロアリ被害等により木部は腐食していることが多い

被害部分は入れ替えて、薬剤処理も実施

数年前までの施工では、給水管や排水管は地中に埋め込むことがほとんどでした。また、古い家では、給水管に鉄管が使用されている場合もあります。ゼロでは、もしものトラブルが起こった際にも早急に処置ができるよう、給水管や排水管、ガス管などは、すべて基礎の上に露出配管としています。また、ヘッダー式配管システムの採用、床下点検口の設置などにより、清掃、点検、補修などがスムーズに行えるよう工夫します。

配管はベタ基礎の上に露出

給水はヘッダー式配管を採用

築年数の長い建物は、時に多少の地盤沈下があったり、軸組みの傷みなどが原因で、全体的に傾いていたり、一部が沈んだりしている場合があります。既存の基礎や軸組みを残すリノベーションでは、この傾きを完全に調整することは非常に困難であり、現代の新築に求められる建築精度を保証することはできません。ただし、根太やパッキンを使用しながら、各居室ごとにできる限りの不陸調整を行います。

新しい根太を追加して調整

木片をパッキンにして微妙な調整

築30年を超える建物の場合、外壁はほぼ土壁か、バラ板を下地にモルタル塗りです。解体後、よう業系サイディングの施工が可能な部分には、透湿防水シートを下地として貼り、壁内への雨水の浸入を防ぎます。密集地で壁が隣家と近接している場合は、内貼り工法により金属サイディング施工となります。ただし、連棟などの場合で、どうしても既存の壁を壊せない場合、雨水の浸入を完全に防ぐことは非常に困難です。

よう業系サイディングの下には透質防水シートを施工

金属サイディングを施工した様子

30年ほど前の建物であれば、そのほとんどは断熱材が施工されていません。ゼロのリノベーションでは、四方の壁だけでなく、最上階の天井部分や最下階の床部分にも断熱材を貼り詰め、冷暖房エネルギーの節約に貢献します。

既存建物は断熱材が入っていないことが多い

断熱材を施工した様子

屋根は、もっとも雨風にさらされ、経年劣化の激しい部分です。リノベーションを実施する場合、既存の屋根(もしくは下地のみ)を残すか否かは慎重に検討する必要があります。屋根の構造も雨水の浸入を防いだり、軸組み全体を長持ちさせるために非常に重要であると同時に、建築当時は日本瓦が主流でしたが、現在は構造に負担をかけない軽くて性能のよい材料がたくさんあります。原則、全面葺き替えをいたします。

野地板も原則全面葺き替え

軽くて性能の良い屋根材

昔の工法で設置された浴室の場合、その周辺の木部には、ほとんどの場合、ひどい腐食が見られます。浴室はユニットバスとし、キッチンや洗面化粧台、トイレなどの水回りもすべて新しく入れ替えることで、内部はほぼ新築と変わらなくなります。

新しいキッチンを設置

洗面化粧台やお風呂も入れ替え

ゼロのリノベーションコンセプトに基づき建築された建物には、独自の「改修保証書」を発行し、構造10年、雨漏り2年等の保証をいたします。また、お引渡しから1年目と5年目には定期点検も実施し、各種メンテナンスにも対応いたします。

改修保証書(表)

定期点検の様子

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